Perspectives 将来展望
徳洲会病理診断研究センターを中心とする病理業務実施施設は徳洲会の 医療、特にがん医療 の重責 を担うとともに、わが国の病理 分野の発展に寄与することを目指す。この目標達成の一環として病病連携を通じた 徳洲会病理診断研究センターの拡充を推進する。自由、闊達な運営を通じて病理医師、技師の成長を支援する。
Structure (組織)
病理部会 事務局は 病理部会 幹部会と連携して活動する。 会員 の徳洲会の医療施設及び病理部会員の声に耳を傾け 風通しの良い運営を行う。
徳洲会病理部会管理運営表
管理体制
- 部会長:青笹克之(病理部門最高顧問)
- 副部会長:寺田信行(八尾徳洲会総合病院)、中島明彦(東京西徳洲会病院)
- アドバイザー:森秀樹(大垣徳洲会病院顧問)、張ヶ谷健一(千葉大学名誉教授)、都築豊徳(愛知医科大学教授)
運営担当分担
担当者 | 内容 |
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財務、庶務:寺田信行 | 損益管理 |
機器、インターネット:中島明彦、鍋島一樹 | 機器選定、インターネット環境整備 |
学術:丸山理留敬 | 学術集会の企画・運営、精度管理 |
研修:石川典由 | 施設認定等 |
病病連携推進:事務局 | 連携施設の拡充 連携条件、状況の検討と改善 |
担当者は病理部門最高顧問(部会長)の指示あるいは自らの判断で案件について意見や提案を行う.
Contents(構成)
病理部会 幹部会の指導のもと、運営委員会、学術委員会、細胞診委員会などの委員会活動を活発に推進し、開かれた活動を目指す。病理業務の点検、総括を通じて病理機能の質的、量的な向上を目指す。
病理部会管理運営について
運用
管理運営(幹部)会議 運営全般についての検討、点検 |
春・秋病理学会および徳洲会学術集会の際に適宜開催青笹克之、寺田信行、中島明彦 森秀樹、張ヶ谷健一、鍋島一樹、都築豊徳 |
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事務局運営会議 | 毎月 病理事務局青笹克之、寺田信行、中塚伸一 事務局員 |
合同WEB会議 | 毎月 技師運営委員会・細胞診委員会・学術委員会(WEB会議) |
機器選定会議 | 毎月 機器選定委員会(WEB会議) |
病理システム会議 | 2ヶ月に1回(WEB会議) |
病理センター運営会議 | 年一回 各センター |
学術集会 | 年一回 秋期細胞診学会の開催地 |
各種委員会、総会 | 年一回 学術集会の際に |
その他 | 課題について部会長の指示により会合をもつ |
病理センターと参加施設
医療法人徳洲会は創設者の徳田虎雄先生の方針のもと、大学医学部および附属病院との良好な関係のもとに協力や指導を受けているが、一般の大学関連病院とは異なり人事面等では自律的運営を続けている
徳洲会病理部会の人員
- 常勤医 46名(2024年4月)
- 非常勤医 約53名
- 病理技師 115名(CT:63名 MT:52名)
徳洲会病理センター センター所在地 参加施設
センター | 所在地 | 参加施設 |
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九州・沖縄(T-KOP) | 福岡 | 福岡、長崎北、山川、屋久島、笠利、喜界、徳之島、沖永良部、与論、 名瀬 、石垣島、宮古島、南部、中部 |
山陰(T-SAP) | 出雲 | 出雲、宇和島、高砂西部、吉野産婦人科、おおつ内科、斐川生協病院、ひゃくどみクリニック、ふちわきクリニック、松江生協病院、雲南市立病院、出雲市民病院、公立八鹿病院 |
大阪(TOP) | 大阪 | 八尾、生駒、松原、神戸、全南、東大阪、東佐野、松原中央、近江草津、菊池内科、なかたに歯科、新井クリニック、恵生会病院、六地蔵、Takaデンタルクリニック |
辻堂(T-TP) | 湘南藤沢 | 湘南藤沢、茅ヶ崎、館山、白根、湘南厚木、湘南大磯、山内、新家クリニック、清川(準備中) |
東日本(TEP) | 成田富里 | 成田富里、四街道、古河 |
名古屋(TKP) | 名古屋 | 名古屋 |
東北 | 仙台 | 準備中 |
北海道 | 札幌 | 準備中 |
徳洲会関連施設の病理組織診断業務は従来の衛生検査会社中心から、病理センターに集約中で、現在病理組織診断の約 9 割以上が集約済み。今後も拡大すべく人員を補充中で当面常勤医 50 名程度を確保する。
九州・沖縄病理センター(T-KOP) は九州と沖縄に分離し、 2023 年を目途に全国に 9 病理センターを設置する見込み。
徳洲会病理部会は、わが国の主要な病理集団として病理学分野の発展に寄与する。