徳洲会のスケールメリットを活かした徳洲会病理部会。症例研究・研究発表等、あなたが活躍できるフィールドがここにはあります。病理部会にご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

研修プログラム

1.プログラムの理念

医療における病理医の役割はますます重要になっていますが、わが国の単位医師数当たりの病理医数は欧米に比して極めて少なく、また東京や大阪などの大都市圏に集中する傾向にあります。徳洲会は40数年にわたり地域医療に大きく貢献してきましたが、このスケールメリットを生かし、病理に関しても全国に展開できるシステムを作りました。湘南鎌倉総合病院を基幹病院として、全国の11の連携施設と共同で専攻医の指導にあたります。当グループは電子カルテのコードをグループ全体で統一しており、北海道から沖縄までの病理データを蓄積していることから、病理に集まる豊富な、偏りのない症例を経験することができます。また当グループは長年、へき地研修のノウハウを蓄積しており、例えばへき地研修中の若手医師らと病理医との合同CPCや合同勉強会があり、情報共有を図るなどの魅力があります。専攻医の技能習得状況を正確に把握しながら、適切な症例数を偏りのない内容で提供することが可能です。本プログラムの指導医は優れた教育者です。将来地方で病理専門医として活躍することができるよう、専攻医にとって魅力的で、しかも各専攻医のニーズにあったプログラムを心がけています。そして専攻医が研修の必修項目として規定された「専門医研修手帳」に記された基準を満たすよう知識・技能・態度について十分な経験を積み、病理医としての基礎的な能力を習得することを目的とします。
本プログラムでは、湘南鎌倉総合病院病理診断科を基幹型施設とし、3年間に同愛記念病院、札幌東徳洲会病院、湘南藤沢徳洲会病院、福岡徳洲会病院の専門研修連携施設1群のいずれかをローテートして病理専門医資格の取得を目指します。各施設には経験豊富な指導医がそろっており、症例数は豊富かつ多彩で、剖検数も十分確保されています。臨床各科とのカンファランスやCPCの場も多くあり、病理医として成長していくための環境は整っています。また、徳洲会系のみでなく、同愛記念病院での研修コースもお勧めします。とくに悪性リンパ腫や乳癌の病理の研修に適しています。連携施設2群の成田富里徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、大垣徳洲会病院の研修コースもあります。また短期間に連携施設3群の千葉徳洲会病院、東京西徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院にでむいて常勤の病理専門医や非常勤の病理指導医の指導をうけるプログラムもあります。徳洲会グループは広域の通信網を有していますが、病理も通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。基幹施設および連携施設1群、2群、3群間でのテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスにも参加します。
本病理専門研修プログラムに是非参加し、知識のみならず技能や態度にも優れたバランス良き病理専門医となり、将来は各自が希望する徳洲会系の病院や地域の病理認定施設で活躍されることを希望します。

2.プログラムにおける到達目標

病理専門医は病理学の総論的知識と各種疾患に対する病理学的理解のもと、医療における病理診断(剖検、手術標本、生検、細胞診)を的確に行い、臨床医との相互討論を通じて医療の質を担保するとともに患者を正しい治療へと導くことを使命としています。また医療に関連するシステムや法制度を正しく理解し社会的医療ニーズに対応できるような環境作りにも貢献し、さらに人体病理学の研鑽および研究活動を通じて医学・医療の発展に寄与するとともに、国民に対して病理学的観点から疾病予防等の啓発活動にも関与することが必要です。これを遂行するために、病理領域の診断技能のみならず、他職種、特に臨床検査技師や他科医師との連携を重視し、同時に教育者や研究者、あるいは管理者など幅広い進路に対応できる経験と技能を積むことも望まれます。地域医療における病理専門医の不足は深刻なものがあります。本病理専門研修プログラムでは上記のような豊富な研鑽と優れた資質をもつ病理専門医として地域医療の質を高め、貢献することを最大の目標としています。

(1) 専門知識

別添:「専門医研修手帳」p.11~20 と「専攻医マニュアル」p.9~「研修すべき知識・技術・疾患名リスト」 参照。 専攻医個々の能力、経験に応じた年次毎、達成度別の目標設定については、研修手帳・専攻医マニュアルの内容を参考にして、指導医、本プログラムの管理委員会が適宜行います。

(2) 専門技能

別添:「専門医研修手帳」p.21~29 参照。年次毎の数値目標設定については、専攻医個々の能力、経験に応じて指導医、本プログラムの管理委員会が適宜行うこととします。

(3) 学問的姿勢

・常に最新の情報を入手する努力を行い、病理学的知識を成書や新しい文献から吸収することが大切です。
・自己の能力を認識し、対象がその限界を超えるあるいはコンサルテーション等が有用であると判断した時は、必要に応じて上司や専門家の助言を求め、さらに知識レベルを高める姿勢を持つことが必要です。
・検討会、セミナーなどに積極的に参加し、生涯にわたり自己学習を続けるとともに、常に研究心・向上心を失わぬことが望まれます。
・設備や機器についても知識と関心を持ち、剖検室、病理検査室などの管理運営に支障のない能力知識を持つようにしてください。
・別添:「専門医研修手帳」p.30~37も参照します。

(4) 医師としての倫理性、社会性

・講習等を通じて、病理医としての倫理的責任、社会的責任をよく理解し、責任に応じた医療の実践のための方略を考え、実行することができることが要求されます。
・具体的には、以下に掲げることを行動目標とします。
1)患者、遺族や医療関係者とのコミュニケーション能力を持つこと、
2)医師としての責務を自立的に果たし、信頼されること(プロフェッショナリズム)、
3)医療倫理、医療安全、院内感染対策を理解、習得する、
4)病理診断報告書の的確な記載ができること、
5)患者中心の医療を実践し、医の倫理・医療安全にも配慮すること、
6)診断現場から学ぶ技能と態度を習得すること、
7)チーム医療の一員として行動すること、
8)学生や後進の医師の教育・指導を行うこと、さらに臨床検査技師の育成・教育、他科臨床医の生涯教育に積極的に関与すること、
9)病理業務の社会的貢献(がん検診・地域医療・予防医学の啓発活動)に積極的に関与すること。
10)病理医のいない、あるいは少ない施設、地域に対するサポートを行うこと。

3.プログラムの実施内容

(1) 経験すべき症例数と疾患内容

本専門研修プログラムでは群全体の指導専門医は6.4名います。年間60例以上の剖検数があり、組織診断も35,000件、迅速600件以上あります。基幹施設や12の連携施設はそれぞれ特徴ある臨床各科を有しており、グループ全体で経験する症例は各領域にわたり、偏りはありません。
専攻医の募集定員は3名ですので、病理専門医受験に必要な症例数は余裕を持って経験することが可能です。

別添:「専門医研修手帳」と専攻医マニュアル」 を参照します。各項目について経験すべき事項、経験することが望ましい事項、知識として知っておくべき事項等の重要度分類と基本的な必要経験数については、別に定めます。なお、病理専門医試験を受験するに際し、専攻医は少なくとも以下の症例数を経験する必要があります。
a.病理解剖症例数  30例以上を主執刀者として独立して実施
b.組織診症例数 5,000件以上、迅速診断 50件以上、
c.細胞診症例数 1,000件以上(スクーリニング・陰性例を含む)
d.剖検例(2症例)の標本作製(組織の固定、切り出し、包埋、薄切、染色)を経験
以上は、現行の受験資格要件(一般社団法人日本病理学会、病理診断に関わる研修についての細則第2項)に準拠します。

(2) カンファレンスなどの学習機会

本専門研修プログラムでは、各施設における臨床各科と病理とのカンファランスのみならず、徳洲会全体の病理医を対象とする病理検討会があります。また臨床各科のカンファランスでも病理医が積極的に出向いて参加し、臨床医に対して病理所見を解説・指導する機会も多く用意されています。これらに積極的に出席して、希少例や難解症例にも直接触れていただけるよう配慮しています。また充実したCPCを行い、病理形態像を臨床各科の研修医や専攻医と積極的に討議し学習します。

(3) 地域医療の経験

本病理専門研修プログラムでは、3年間を1施設のみで行うプログラムはありません。基幹施設と連携施設を1か所あるいは2か所ローテートします。常勤病理医不在の連携施設3群への出張診断(補助)、出張解剖(補助、CPCを含む)、迅速診断(補助)、デジタル遠隔動画診断装置による診断業務等の経験を積む機会も用意しています。これらは徳洲会のこれまでのノウハウを生かした全面的な支援のもとに積極的な取り組みがおこなわれます。

(4) 学会などの学術活動

本研修プログラムでは、3年間の研修期間中に最低1回の病理学会総会もしくは各支部交見会における筆頭演者としての発表を必須としています。そのうえ、発表した内容は極力国内外の医学雑誌に投稿するよう、指導もします。後述のプログラム役職の紹介にあるように、連携施設の指導医は徳洲会グループが誇るわが国の一流の外科病理医、病理学者です。学術活動は積極的に支援します。

具体的には人体病理学に関する学会発表、論文発表についての経験数を以下のように規定します。
人体病理学に関する論文、学会発表が3編以上。
(a) 業績の3編すべてが学会発表の抄録のみは不可で、少なくとも1編がしかるべき雑誌あるいは”診断病理”等に投稿発表されたもので、少なくとも1編が申請者本人が筆頭であること。
(b) 病理学会以外の学会あるいは地方会での発表抄録の場合は、申請者本人が筆頭であるものに限る。
(c) 3編は内容に重複がないものに限る。
(d) 原著論文は人体病理に関するものの他、人体材料を用いた実験的研究も可。
・基幹施設の研修委員会は研究実施・発表を行う機会を専攻医に与えるよう指導します。

4.スケジュール

本プログラムにおいては湘南鎌倉総合病院を基幹施設とします。連携施設については以下のように分類します
連携施設1群:常勤病理専門指導医と豊富な症例を有しており、十分な教育を行える施設;同愛記念病院、札幌東徳洲会病院、湘南藤沢徳洲会病院、福岡徳洲会病院
連携施設2群:常勤病理指導医がおり、病理診断の指導が行える施設;成田富里徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、大垣徳洲会病院
連携施設3群:病理専門医が常勤している、あるいは非常勤の病理指導医が勤務している施設;千葉徳洲会病院、東京西徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院

パターン1: 湘南鎌倉総合病院と連携施設1群の同愛記念病院とのローテート。

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶことを主な目的とします。

2年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および基本的な細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会を受講します。可能であれば死体解剖資格も取得します。ときには東京西徳洲会病院や千葉徳洲会病院での解剖(CPCを含む)に参加します。徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。病理指導医が常勤していない連携施設3群の八尾徳洲会総合病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院とテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。

3年目;同愛記念病院
剖検(CPC含む)と専門的な病理診断を主な目的とします。前立腺疾患、大動脈疾患(mediconecrosis cystica)、脳の変性疾患を特に研修します。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。
同愛記念病院での2年間の研修も可能です。

パターン2: 湘南鎌倉総合病院と連携施設1群の札幌東徳洲会病院とのローテート。

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶことを主な目的とします。

2年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および基本的な細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会を受講します。可能であれば死体解剖資格も取得します。ときには東京西徳洲会病院や千葉徳洲会病院での解剖(CPCを含む)に参加します。徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。病理指導医が常勤していない連携施設3群の八尾徳洲会総合病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院とテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。

3年目;札幌東徳洲会病院。
剖検(CPC含む)と専門的な病理診断および専門的な細胞診を主な目的とします。院内に臨床研究センターを設置しており、随時診断と遺伝子解析を学びます。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。
札幌東徳洲会での2年間の研修も可能です。

パターン3: 湘南鎌倉総合病院と連携施設1群の湘南藤沢徳洲会病院とのローテート。

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶこと主な目的とします。

2年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および基本的な細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会受講のこと。可能であれば死体解剖資格も取得します。ときには東京西徳洲会病院や千葉徳洲会病院での解剖(CPCを含む)に参加します。徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。病理指導医が常勤していない連携施設3群とのテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。

3年目;湘南藤沢徳洲会病院。
剖検(CPC含む)と専門的な病理診断および専門的な細胞診を主な目的とします。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。肝臓病理よろず相談所に集まる多数例を用いた臨床病理学的研究が行えます。
湘南藤沢徳洲会病院での2年間の研修も可能です。

パターン4: 湘南鎌倉総合病院と連携施設1群の福岡徳洲会病院とのローテート。

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶことを主な目的とします。

2年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および基本的な細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会受講します。可能であれば死体解剖資格も取得します。徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。病理指導医が常勤していない連携施設3群とのテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。セミナー他に積極的に参加します。ときには東京西徳洲会病院や千葉徳洲会病院での解剖(CPCを含む)に参加します。

3年目;福岡徳洲会病院。
剖検(CPC含む)と専門的な病理診断を主な目的とします。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。福岡徳洲会病院を拠点とし、九州大学と琉球大学の協力のもとに行っている、徳洲会の九州・沖縄病理診断研究センターでのデジタル遠隔動画診断装置を最大限に活用します。
福岡徳洲会病院での2年間の研修も可能です。

パターン5: 湘南鎌倉総合病院と連携施設2群(成田富里徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、あるいは大垣徳洲会病院)とのローテート。

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶことを主な目的とします。

2年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および基本的な細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会受講します。可能であれば死体解剖資格も取得します。徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(、バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。病理指導医が常勤していない連携施設3群とのテレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。セミナー他に積極的に参加します。

3年目;連携施設2群の成田富里徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、あるいは大垣徳洲会病院 
剖検(CPC含む)と専門的な病理診断を主な目的とします。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。

パターン6: 湘南鎌倉総合病院と、同愛記念病院や連携施設2群・3群の複数施設の短期ローテート

1年目;湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)と基本的な病理診断と細胞診、医療倫理、医療安全、感染対策を学ぶことを主な目的とします。

2年目~3年目(6か月);湘南鎌倉総合病院。
剖検(CPC含む)とやや専門的な病理診断および細胞診を主な目的とします。この年次までに剖検講習会を受講します。死体解剖資格も取得します。この年次までに細胞診講習会、分子病理講習会、医療倫理講習会、医療安全講習会、医療関連感染症講習会など、専門医試験受験資格として必要な講習会を受講します。
連携施設1群の同愛記念病院、湘南藤沢徳洲会病院、札幌東徳洲会病院、あるいは福岡徳洲会病院での研修も可能です。 

3年目(6か月);同愛記念病院や連携施設2群・3群の複数施設の短期ローテート。 
連携施設2群の成田富里徳洲会病院、名古屋徳洲会総合病院、大垣徳洲会病院、連携施設3群の千葉徳洲会病院、東京西徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院の複数の施設での研修を行います。剖検(CPC含む)と専門的な病理診断(仮報告)を主な目的とします。各施設には異なった分野の優れた病理指導医や病理専門医がおり、多様な経験を積むことができます。また徳洲会の通信網を最大限に活用し、デジタル遠隔動画診断装置(バーチャルスライドシステム、テレパソロジー)を用います。テレパソロジーでの迅速診断やカンファランスに参加します。

*備考:ローテーションは事情により期間や施設の変更も可能です。専攻医の進路や将来の勤務希望地などを考慮したローテートを行います。各施設の指導病理医の専門分野が異なり、また病院ごとの得意分野が異なるため、各病院の持ち味が発揮され、多様な経験が積める病理研修が行えます。徳洲会はへき地研修のノウハウを蓄積しており、それを病理研修に生かすための最大限の支援体制(住居、手当ほか)がえられます。また、同愛記念病院では徳洲会系とは異なった持ち味をもつ複数の指導医から得意分野の専門的指導を受けられます。このようなプログラムで広い知識を得て、将来の病理での地域医療を担う人材を育てるのが本プログラムの目的です。

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